サイゼリヤ、2024年8月期は国内事業も黒字着地へ（決算発表より）

こんにちは、マキタニです。

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今回はこの4本です。

• 最近のサイゼリヤ報告

• サイゼリヤ、2024年8月期は国内事業も黒字着地へ（決算発表より）

• サイゼリヤ2024年秋のメニュー改定を発表、ただし新メニューなどの情報はなし

• おまけの話
  

最近の2週間に行ったサイゼリヤは1回。ランチ。

事務所ご近所さんにお気に入りのピッツェリアがあるのですが、最近ご予約のお客様も増えて開店すぐでも満席でなかなか入れません。この日も4日連続で入れず、その足で行ったサイゼリヤ。

特に頼みたいものを決めずに行ったので、なんとなく「イカ墨セピア」をチョイス。合わせたのは「モッツァレラのサラダ」。

好きなサラダです。

ところで（ニュースレターの後半で触れる予定ですが）メニュー改定後の内容の電波をちょいちょい受信するのですが、ルーコラの処遇がどうも不穏です。

そして「イカの墨入りセピアソース」。

食べる度に思いますが（Xでも言っていますが）、嫌いじゃないです。むしろこれも好き。以前のバージョンに比べてです。願わくば唐辛子を入れてほしいです。100円追加でも構いません。

ごちそうさまでした。

サイゼリヤの2024年8月期の決算が発表されました。営業利益は149億円、計画の131億円を上回る着地です。

ここ数年同様、全体の利益はアジア事業が牽引しているのですが、国内事業は長く営業利益のマイナス着地が続いていただけに、「国内事業の営業利益27億円」は個人的にはとてもポジティブなトピックスだと思います。

国内は、2年前に代表取締役社長が堀埜氏から松谷氏に代わり、そこからの方針転換でメニュー数を大きく減らしたりわかりやすくコスト削減が展開されたりなどで、おそらく数年後の黒地着地が必達だったのではないかなと想像します。その意味でも良いニュースです。何事も体力が大事ですし。

連結でも国内既存店の好調が大きく寄与している様子です。

店舗数は、上海や広州は大きく増加、日本国内は減少です。

国内の店舗数はしばらく減少が続いていますが、今期はセルフレジやテーブルQRコードオーダーの導入といったDX面での既存店改修に寄せた側面もありそうです。

今期の決算が好調ということもあって、来期の出店計画は攻めの様相です。ここ数年は「未出店県への出店」というニュースになりやすい出店が中心でしたが（そしてそれは継続すると思いますが）、来期は30店舗出店の通年で店舗数増加の計画です。

アジア事業の出店はもっと大きめです。136店舗の出店予定という、ここ5年間でも最も大きな出店計画です。

8月にはベトナムでの出店を目指すべくベトナム法人を立ち上げています。アジア事業の大半が中国に偏っていることもあり、カントリーリスクの分散としても良い方向だと思います。

国内の客単価もついに800円台に到達しました。4年前から80円増の822円です。

時折聞こえる「値上げはしません」メッセージは好きではないのですが（積極的に言いたいのか、言わざるを得ないのかはわかりません）、ランチを含めたメニュー数減少＆高単価メニュー投入でここまでいくのねという感想です。

とまれ、よくここまできれいな右肩上がりで営業利益を戻しましたねというのは評価しないといけません。

サイゼリヤ 2024年8月期 決算説明会資料
https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf001505.pdf

以下、サイゼリヤ2024年秋のグランドメニュー改定の話と、おまけの話を少し。