サイゼリヤの2025年以降のムーブを身勝手に推測してみる

1)最近のサイゼリヤ報告、2)サイゼリヤの2025年以降のムーブを身勝手に推測してみる、3)おまけの話、など3本立てです
マキタニ 2024.12.14
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今回はこの3本です。

  • 最近のサイゼリヤ報告(3回分)

  • サイゼリヤの2025年以降のムーブを身勝手に推測してみる

  • おまけの話

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最近のサイゼリヤ報告

前回のニュースレターから行ったサイゼリヤは3回。ニュースレターの配信は3週間ぶりです。

3週間前のいつぞや。冬っぽいメニューと常々思っている「柔らかチキンのチーズ焼き」を食べたい気分に。合わせたのは「柔らか青豆の温サラダ」。

柔らか青豆の温サラダ、柔らかチキンのチーズ焼き

柔らか青豆の温サラダ、柔らかチキンのチーズ焼き

少し焼かれたデミグラスソースの香りが好き。

心のご機嫌を取りたいなーと思い、「イタリアンプリン」を追加。

イタリアンプリン

イタリアンプリン

続いて2週間前のいつぞや。冬っぽい気温になってきたので温かいものを、ということで「田舎風ミネストローネ」を中心に。

柔らか青豆の温サラダ、田舎風ミネストローネ、ミニフィセル

柔らか青豆の温サラダ、田舎風ミネストローネ、ミニフィセル

ミニフィセルをたくさんちぎってミネストローネにしっかり浸し、オリーブオイルをかけて「パッパ・アル・ポモドーロ」風に。トスカーナ州の家庭料理。

ミニフィセルをちぎってミネストローネに浸し、パッパ・アル・ポモドーロ風に

ミニフィセルをちぎってミネストローネに浸し、パッパ・アル・ポモドーロ風に

ミネストローネやミニフィセル単体では塩味をそこまで感じないのに、ちぎって入れて浸すと不思議と若干強めの味になるの、おもしろい。おいしかったです。

この日も心のご機嫌を取るべく、ドルチェを。チョイスしたのは「ティラミスクラシコ」。

ティラミスクラシコ

ティラミスクラシコ

続いて今週のいつぞや。サイゼリヤのパスタをしばらく食べていないなあということで、「パルマ風スパゲッティ」を。

柔らか青豆の温サラダ、パルマ風スパゲッティ

柔らか青豆の温サラダ、パルマ風スパゲッティ

この日も心のご機嫌を取るべく、「イタリアンジェラート」を。

イタリアンジェラートとアレンジ用のあれこれ

イタリアンジェラートとアレンジ用のあれこれ

いつものアレンジを(といいつつ久しぶりの実行)。ジェラートをトロトロになるまで練り、オリーブオイルをティースプーン3杯、レモンポーション2個、ブラックペッパー。予想の30倍(当社比)おいしくなるミラクルなジェラート。

予想の30倍おいしくなるミラクルなジェラート

予想の30倍おいしくなるミラクルなジェラート

ごちそうさまでした。

***

サイゼリヤの2025年以降のムーブを身勝手に推測してみる

11月下旬にサイゼリヤの株主総会が開催されました。毎年X(Twitter)での実況やブログでレポート記事をアップしてくれている「すずき」氏によるレポートが詳しいです。

この1年のサイゼリヤのムーブを見ていて、2024年は「経営の安定化」「国内事業の通期の赤字からの脱却、いい感じの黒字着地必達」「長期軸でのグローバル的産業化の推進」だなあと捉えていたのですが、概ねその方向性の延長なんじゃないですかね。

この1~2年の日本国内のメニューのシビアさ(目新しさのなさや合理化)はそれに由来すると捉えていました。「国内事業のいい感じの黒地必達からの来年の見通し」は道筋は付いたと言えますが、かといって2025年からメニュー改定周りで新たなトピックスが出るかといえばそこまでの期待はあまりできないかなーと思っています。株主総会では「デザートに期待を」との社長の発言があったようですが、逆に言えばそれ以外は特に、とも受け止められますし。

今後のサイゼリヤの国内のメニュー構成は「日本の洋食にルーツを持つサイゼリヤ解釈のイタリア料理」が引き続き中心だろうと思っています。

この1~2年のメニュー構成の整備で「食材共通化や合理化の推進」が進み、嗜好性の高いメニューはほとんど休止になりました。「サイゼリヤといえば」というお題に皆が挙げる「小エビのサラダ、ミラノ風ドリア、辛味チキン、エスカルゴ、タラコソース シシリー風」はどれも「イタリア料理らしくないメニュー」ですが、そのカテゴリーのメニューの占める割合が増えた印象です。前菜に「小エビのカクテル」が登場、パスタにもタラコ使用のメニューが追加されました。全体のメニュー数が減ったこともあり、そういった「洋食的イタリアンのメニュー」のシェアが増えた様相です。

2016~2022年まで続いた「イタリア郷土料理の探求」は今後あまり展開しないのだろうなあと思っています。

という内容でちゃんと記事でも書こうと思い、準備した資料がこちら。

サイゼリヤのメニュー数の変化と社会情勢。全体としてのメニュー数は減少傾向

サイゼリヤのメニュー数の変化と社会情勢。全体としてのメニュー数は減少傾向

2020年から世界的にいろいろあり(しかもイタリア料理固有の厳しめ事象もあり)、その中でなんとか舵取りを取ったのだろうと思わせる内容です。この条件下でサイゼリヤが事業を回復させているのは、まずは拍手したいところ。

で、ここから先の動きとしては以下かなーと捉えています。

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続きは、1610文字あります。
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