業績好調な中国サイゼリヤ、日本サイゼ「タラコ推し」と共通するローカライズ
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今回はこの5本です。
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最近のサイゼリヤ報告
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業績好調な中国サイゼリヤ、日本サイゼリヤ「タラコ推し」と共通するローカライズ
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チーズフォッカチオとタラコフォッカチオ
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2月に青森県内で2店舗オープンで7店舗体制へ。八戸市には初出店
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おまけの話:ランプレドットパニーニを食べてきた話
最近のサイゼリヤ報告
前回のニュースレターから行ったサイゼリヤは1回。平日ランチ。今年最初のサイゼリヤです。
エスカルゴを選びたい気分だったので、それを中心に「田舎風ミネストローネ」と「プチフォッカ」を選択。

エスカルゴのオーブン焼き、田舎風ミネストローネ、プチフォッカ
洋食屋さん的サイゼリヤランチ。
新しい「フォッカチオ」の提供店舗が増えてきたようで、プチフォッカの提供店舗も減ってきたのかもしれません。
ごちそうさまでした。
業績好調な中国サイゼリヤ、日本サイゼリヤ「タラコ推し」と共通するローカライズ
先日、中国の広州市の現地法人代表のインタビュー記事を見かけました(広州のサイゼリヤ法人は「広州薩莉亜餐飲」)。中国には現在、レストランとしてのサイゼリヤ法人は北京、上海、広州などありますが、その一つです。
中国大陸全体の店舗数は2024年10月末時点で450店舗(そのうち広州は200店舗超え)、業績は非常に好調で、サイゼリヤ全体の業績を牽引しています。
直営で450店舗展開というのは冷静に考えてもすごいなと感じますが、好調の理由をいくつか挙げています。
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高品質かつ低価格なメニュー
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現地ニーズへの適応、メニューや販促のローカライズ
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店舗運営の効率化と低コスト化
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現地でのブランドイメージ、ネームバリュー獲得
いずれも日本と似た感じではあるのですが、「ローカライズ」も要素として大きいのかもしれません。記事では『常に「イタリアンの素材を中華風味に」または「中華の素材をイタリアン風味に」を意識している』とありましたが、広州をはじめ海外のサイゼリヤのメニューを見ているとそれは感じます。非常に中華的です。
広州サイゼリヤのWebサイト
https://www.gz-saizeriya.com.cn/
そこで少し感じるのが、日本もその方向を強めているのではという点。
2023年頃から日本のサイゼリヤは「洋食的、サイゼリヤ的解釈のジャパニーズイタリアン」に舵を切りつつあるように見えます。それまでの「イタリア郷土料理の探訪」を止め、全体のメニュー数を減らしつつ「サイゼリヤらしいメニュー」を残して中心に据え、その周辺を強化しつつあるように見える、というものです。
例えば「タラコソース」を使用したメニューが増えました。2023年に「タラコとエビのドリア」「小エビのタラコソース(スパゲッティ)」が、2024年に「エビとタラコのクリームグラタン」がグランドメニューに追加されています。
さらに現在、一部店舗で「タラコフォッカチオ」というメニューもテストしているようです。
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- チーズフォッカチオとタラコフォッカチオ
- 2月に青森県内で2店舗オープンで7店舗体制へ。八戸市には初出店
- おまけの話:ランプレドットパニーニを食べてきた話
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